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解説 抗VEGF硝子体注射|眼科

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用語
解説
抗VEGF硝子体注射

1.硝子体内注射とは

①加齢黄斑変性、近視性脈絡膜新生血管(脈絡膜新生血管)、増殖糖尿病網膜症、血管新生緑内障などにみられる異常な血管の増殖をおさえるため
②糖尿病網膜症や網脈静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫を改善するため
に行います。

2.方法

点眼麻酔後に、眼の周囲および眼球をしっかりと消毒をします。次に顕微鏡を使用して強膜(白目)から針を刺して硝子体内に薬剤を0.05cc注入します。

3.合併症

硝子体内注射の考えられる合併症として、眼内炎、眼圧上昇や、1%程度に眼感染症、水晶体損傷、網膜裂孔、網膜剥離などが考えられます。他にも、注射後眼球内へ薬剤が入ることによって浮遊物が増えたように感じることや結膜下出血(白眼の出血)が一時的に起こる場合もあります。
また、薬剤自体は抗VEGF剤といって、組織が血管を作るのを抑制する効果があるため、非常にまれではありますが0.3%程度に脳卒中・脳梗塞・心筋梗塞などなどを発症する可能性もあるといわれています(実際にこの薬剤が原因で発生したと断定できるものではありませんが、報告はあります)。

4.効果および注射後に関して

症例によってはあまり効果が出ない場合や複数回の投与が必要になることがあります。感染症を防ぐために抗菌剤点眼を3日間使用します。また、注射後3日間は眼に水などが入らないように注意してください。合併症が発生した場合には、最善の治療を行い、場合によっては大学病院への紹介などによる入院手術の処置が必要になることがあります。その際の費用も通常の治療費と同様に取り扱います。

5.注射をしない場合

治療を行わずに症状が続いた場合、病状が悪化することもあります。他の治療法もありますが、薬剤の眼内への移行は硝子体内注入の方が高くなります。同意が得られない場合でも他の方法で可能な限りの対応を行います。

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