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膝関節センター

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膝関節センターからのお知らせ

2024.10.01 膝関節センター 養田裕平医師による診療を開始いたします NEW

2024.05.31 膝関節センター長 森山一郎医師の診療を終了いたします

当科の特徴

膝関節センターは、整形外科の中でも主に膝の治療に特化したセンターです(下図参照)。人工膝関節置換術など、最新の高度な医療を提供します。

当科の注力疾患

注力疾患解説

変形性膝関節症

立ち上がりの際の痛み、階段の昇降時の痛み、動かし始めの痛み、関節の腫れなどは、関節の老化現象である変形性関節症が考えられます。鎮痛剤の湿布やリハビリテーション、ヒアルロン酸などの注射で効果がなければ、以下の治療が検討されます。

APS療法(自費診療)

早期の変形性膝関節症で、手術を望まない場合の新しい治療法です。
くわしくはAPS療法についてをご覧ください。

人工膝関節置換術

痛みの原因となっている膝関節を、人工の膝関節に置き換える手術です。全身状態に問題がなければ80歳を超えた方でも行っています。
くわしくは人工膝関節置換術についてをご覧ください。

骨切り術

以前から行われていた変形性膝関節症の手術として、高位脛骨骨切り術(こういけいこつ  こつきりじゅつ)があります。
膝は、膝の内側に負荷がかかることで痛みが生じやすいのですが、この手術は、膝関節の下に位置する脛骨の上部を切開し、膝関節との接触面の角度を調整することで、膝の内側にかかる負荷と痛みを軽減する手術です。

また、新たな方法として単独の高位脛骨骨切り術では対応できないほどの変形を持たれている方には、double level osteotomy(大腿骨、脛骨両方で骨切り)も行われてきています。

骨切り術は、膝関節はそのまま温存されることが最大の特徴で、スポーツにも復帰しやすい手術です。高齢でも登山やテニスに励まれている患者さんもいらっしゃいます。膝関節の外側も変形している場合は効果がないので、適応を見極めることが大切な手術です。

前十字靭帯断裂

前十字靭帯(ACL: Anterior Curuciate Ligament)は膝関節の安定性に関与しています。スポーツでのケガやジャンプの着地、階段からの転落などで膝をひねった際に靭帯断裂を起こすことがあります。受傷直後は歩行困難なこともありますが、3~4週で歩けるようになってきます。しかし、日常生活で膝がずれるような不安定感を感じることがあります。前十字靭帯断裂を放置するとしばしばスポーツの際に再受傷して半月板損傷や軟骨損傷を生じたり、将来膝関節の変形が進行する恐れがあります。当院では主に大腿の裏側の屈筋腱を用いた解剖学的二重束再建術を行っており、スポーツ復帰を含めて満足できる結果が得られております。ほか、PCL再建術、LCL再建術なども行っています。

半月板損傷

膝の動きの制限および動かす際の痛み、またケガをした後の膝の腫れ、膝がずれる感じ等がある場合には半月板損傷や靱帯損傷が考えられます。
治療は、なるべく損傷のある半月板でも残すように心がけています。半月板は血行が少ない組織で、縫合しても癒合しづらいのですが、血餅(けっぺい:fibrin clot)を使うなどして、温存を図ります。

膝蓋骨反復性・習慣性脱臼

膝蓋骨(しつがいこつ)とは、膝のお皿の骨のことです。ケガや、先天性の形状により、膝蓋骨の外側への脱臼をくり返してしまうのが、膝蓋骨反復性・習慣性脱臼です。
当院では、脛骨粗面の骨切り(distal realignment)、またはMPFL再建術を行っています。

関節リウマチ

膝・股関節・足関節・手指の変形や腫れ、こわばりが継続する際には血液検査での関節リウマチの鑑別が必要です。当センターでは膝関節に特定せず、関節リウマチの早期治療を行い、関節が壊れて日常生活動作の制限が生じる前に関節リウマチを治す最新の生物学的製剤の投与を患者さんに提供します。

実績紹介

詳しい実績は、医療関係者向けコンテンツをご覧ください。

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