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治療方法

内視鏡センター

内視鏡センターのご紹介

内視鏡センターの取り組み 内視鏡センターは、2013年7月より内視鏡室を新棟である別館に移転し、更なる内視鏡の検査・治療の質の向上をはかり、それを患者様・近隣の先生方に還元していく気持ちで日々業務を行っております。
 センターのコンセプトである『患者さま本位の苦痛の少ない胃と大腸の検査』を安全・迅速・効率よく行えるよう努力し、その結果おかげさまで毎年約500件ずつの件数増加を認め、2015年度の検査件数は9104件となり、内視鏡センター設立当初(2007年度)の約3倍以上の件数となりました。
 また、内視鏡治療にも積極的に取り組み、消化管治療・胆膵治療いずれにも力をいれています。 消化管治療においては大腸ポリープ切除術や消化管止血術はもちろんのこと、近年さまざまな施設で取り入れられている早期消化管癌に対する内視鏡治療であるESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)は2008年より当院にも導入し、他施設からのご紹介もいただき、年々件数は増加傾向です。この治療法は、低侵襲性、機能温存、術後のQOLの観点から優れた治療法であることは言うまでもありません。また、胆膵治療においては外科と綿密な連携を取り合い、良悪性疾患いずれにおいても患者様により良い治療を心がけています。
  2015年度のERCP(内視鏡下逆行性膵胆管造影)は331件、その大部分が何らかの治療をほどこし、なるべく早期での内科・外科いずれかの対応を行っています。
 このように患者さまのニーズに沿った治療を積極的に取り入れていくと共に、技術・知識の習得を怠ることなく行っています。

2015年度実績

検査項目
件数
上部スクリーニング検査
5101
下部スクリーニング検査
2656
止血術
143
ERCP(胆管・膵管造影法)関連手技 *1
331
ポリペクトミー 内視鏡下粘膜切除術(EMR)
587
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
77
食道静脈瘤硬化療法(EIS)
42
食道静脈瘤結紮術(EVL)
23
狭窄部拡張術
85
異物摘出術
26
経肛門イレウスチューブ挿入
胃瘻増設術(PEG)
25
合計
9104


※1  ERCP関連手技 ENBD・ERBD等ドレナージEST・EPBD・採石術・砕石術などの特殊治療も含まれます。

ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)について

胃がんは、日本で男女ともに悪性新生物のなかで死因の第2位です。胃がんと聞くと、メスを使う「外科的手術」を思い浮かべますが、がんの大きさなどの状況により、これを内視鏡で切り取る内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)が開発されてきました。手術にかかる時間は、症例にもよりますが、大体約30分〜120分です。

マーキング 切開 切除後
病変部をマークします →
マーク部分を切開します →
切除後です

術後1週間

術後1週間左の写真が、手術前から手術後の内視鏡下の写真です。 この術式のメリットは、胃の大部分を残せるというところです。これは、術後のQOL(Quality of Life)に大きく関わってきます。また、患者さまの体への負担も少ないため、早く起き上がり、歩くことが可能となります。







上部消化管内視鏡

ESDは、胃だけではなく、食道や大腸にも適用することができます。
下の写真は、食道の手術の写真です。もちろん、がんの大きさなど、症例によって適用できないこともありますが、以前では考えられなかった大きい病変も切除できるようになっています。以前は内視鏡を使った治療では、輪状になっている金属に電流を流して病変部を切り取っていましたが、この方法では、専用メスを使うため、大きさの制限を受けない治療といえます。

マーキング 切開 切除後
マーキング  →
染色  →
術後

当院では2009年よりこの治療を開始し、2015年度は77件行っています。  この手術は、すでに胃がん、食道がんに対しては、保険の適応が認められています。 ESDは医師の技量に大きく影響を受けるため、まだ世間に広く普及しているとは言い難いですが、当院では治療の選択肢の一つとして積極的に取り組んでいます。  入院期間が短く、体力的にも精神的にも負担の少ないESD。 今後も荻窪病院は「より確実に、より安全に」をモットーに、この地の医療に貢献できるよう、たゆまぬ努力を続けてまいります。

今後の展望と次年度の課題

 今後も患者様本位の安全・迅速な内視鏡検査・治療をおこなっていくことを毎年のスローガンとして構え業務を遂行していきます。
 緊急への対応、近隣の開業医の先生方からのご依頼にも十分に対応できる環境作りを心がけ、同時に患者さまの安全を第一に考え、スタッフの導線等もさらに充実した環境で検査・治療を行っていく予定でいます。具体的には夜間の緊急内視鏡の受け入れ、更なる精密検査の向上の目的で超音波内視鏡・小腸内視鏡の導入などを思案中です。
 内視鏡の件数においても年間で10000件を目標に掲げ、皆様方から信頼いただけるセンターとなるように、これからもスタッフ一同協力しながら検査・治療をしていきます。

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